真面目な話は http://tumblr.tokumaru.org/post/33682810605/web 辺りを読んだほうが良い。
この機能を使って、アシの付かない犯行予告が出来るかもしれない。
メールは様々な場所に半永久的に保存される事がほとんどだが、HTTPサーバや各種ファイアーウォールのアクセスログはデータ量が膨大になるので適当な期間で破棄してしまうことが多い(ログローテート)。
共用レンタルサーバなど、どのアクセスが重要なログか管理者が識別できなかったりすれば、全てを保存することは困難になる。
例えばブログに、バックエンドDBにフルアクセス可能なSQLインジェクション脆弱性があれば、予約投稿記事や投稿者・DB上のログを捏造するのはたやすい。そしてそういった脆弱性は度々発見され、即座に修正されることがほとんどとはいえ、修正までに実際に攻撃されたかどうか細部までログを調べてチェックする人は稀だろう。
従って、犯行予告に使われうるコミュニケーション・パブリケーション系のサービスでは、アクセスログは全て、少なくとも威力業務妨害・脅迫罪の時効、例えば5年より長い期間保存する事が必須になる。
同様にタイマーを使って記録を回避する方法は色々ありそう。例えばクライアントのメーラーやウェブメールの予約送信機能を悪用したり、もっとシンプルにタスク・スケジューラやcronで実行したり。
脆弱性が過去に一つも存在しなかったソフトウェア・OSなど、現代ではもう存在しないと言って構わないだろうから、アクセスログがなかったら冤罪被害に遭うかも、なんてのは杞憂。