アンチエイリアシングされない明朝体になってしまっているためで、プロポーショナルフォントに替えればキレイにレンダリングされる。
環境毎のフォントに対応するためには仕方ないのかもしれないが、ユーザー毎にデフォルトフォントを簡単に設定することが難しいのが気になった。
http://memo.officebrook.net/20081219.htmlを参考にして、場当たり的に一括設定する方法を考えてみた。
# 本来OOoに設定UIを改善してもらうのが筋だろうけれど…
OOoインストールフォルダの下に
Basis\share\registry\data\org\openoffice\VCL.xcu
というファイルがある。このファイルの
<node oor:name="DefaultFonts">
以下には各項目(Writerの本文、UI、Impressのタイトルなどで区別しているらしい)毎のデフォルトフォントを優先順に列挙している。
この全ての<value>の先頭にDefaultFontという仮想フォントを追加する。
en,ja(英語と日本語)のデフォルトを追加したVCL.xcuサンプル
(OOo 3.1用。おそらく他バージョンでもつかえる)
次に、OpenOfficeを起動して、ツール-オプションを開き、オプション項目のopenoffice.org-フォントのページから、
置換テーブルを使うをチェック。
DefaultFontをデフォルトで利用したいフォントに置換するように設定する。
これはM+2P+IPAGをデフォルトにした例。
これで完了。
残念ながらテンプレートで既に設定されたフォントは変わらないが、新規作成したドキュメントは全て変更される。これだと後で変更するのも比較的楽。
もっと細かく設定したければ、DefultFontの前に、DefaultTitleFontなどを追加すれば良さそう。
せっかく環境毎の設定配布できるようになってるんだから、配布元でこれくらい設定しちゃっても良さそうな物だけど。デファクトなフォントを決めるのはやっぱり難しいんだろうか。